ルーレット:オッズの遊び方
プント・バンコのゲームは“従兄弟”とも言えるバカラに良く似ている。唯一の違いはプント・バンコはプレイヤーが何にベットするかを決めることができるという点である。それ以外は全てルールによって決められる。
プント・バンコはバカラのように大きな賞金を得ることのできるゲームである。このゲームが定番となったのは大きな賞金が裕福なプレイヤーにとっ て魅力的であるからである。多くのカジノではプント・バンコは他のゲームから離れたところで行われ、裕福な匂いが漂う、カジノのパトロンたちが楽しむ場となっている。
一方、オンライン版のプント・バンコは誰でも楽しむことができる。
プント・バンコのテーブルには最大14人が参加できるが、毎スプレッド/ディールはプレイヤー(プント)とバンク(バンコ)の間で行われる。ベットする者や一回のプレイヤーのハンドをプレイヤーと呼ぶのはわかりにくいかもしれない。同様にハウスは金銭に関してのバンクであり、カジノが勝者に払い戻しをし、敗者から賭け金を回収する。しかしバンクと呼ばれるハンドは特にハウスには関係はないのである。ここでは「プント」と「バンコ」という用語を使い競争相手となる二つのハンズを示すことにする。
プント・バンコの歴史
このゲームは革命前のキューバ・ハバナで生まれ、1940年代にアメリカに伝えられたとされる。しかしローマ帝国より前にエトルリア人によって発明されたという伝説もある。
乙女が9面サイコロをふり、神々は彼女のために祈る。8か9が出ると乙女はプリンセスとなり、6か7が出ると平民として生きる。0から5が出た場合海に身を投げてしまうのである。
ルール
カジノによってはブラックジャックと同じようなテーブルでゲームが行われ、一人のディーラーがゲームを進行させる。他にも一人ひとりのプレイヤーが順番にカードを配ることもあり、カジノは3人のディーラーを配置しゲームを進める。どちらの場合においてもハンズはプントとバンコの2つだけである。
ディールの前に全てのプレイヤーはプント・ベット・タイのどれかをベットする。合計ポイントを9かそれにできるだけ近づけるのが目標となり、2つの伏せられたカード、プントとバンコが配られる。エースは1、2~9はそのまま、10~キングは10と見なされる。合計が10を超えた場合一桁目だけが使われるので、キングとクイーンが出た場合合計20となり0とカウントされ、低いハンドとなる。絵柄と9の場合19となりベストハンドとなる。これはナチュラルと呼ばれ、バンコが同じハンドを持っていない場合自動的に勝ちとなる。合計8もナチュラルと見なされ、プントはバンコがタイ、若しくは9を持っていない場合勝ちとなる。
3枚目のカード
プントとバンコが両方ともナチュラルを持っていない場合3枚目のカードを引くことになる。プントが最初にカードを引き、合計が6か7の場合スタンドが義務付けられる。プントが0~5の場合もう一枚カードを引くことが義務付けられる。
バンコの行動は少し複雑になる。バンコの3枚目のカードは彼の合計ポイントとプントの3枚目によって決められる。下の表はバンコの3枚目のカードについての説明である。
バンコのハンド | プントの3枚目が以下の場合バンコは3枚目を引く | プントの3枚目が以下の場合スタンドする |
0-2 | 全てのカード | バンコは絶対にスタンドしない |
3 | 8以外の全てのカード | 8 |
4 | 2, 3, 4, 5, 6, 7 | エース, 8, 9, 10か絵柄 |
5 | 4, 5, 6, 7 | エース, 1, 2, 3, 8, 9, 10か絵柄 |
6 | 6, 7 | 他全てのカード |
7 | バンコはホールド | 全てのカード |
プントの3枚目のカードのアクション同様、バンコの3枚目は選択の余地はない。
ペイアウト
プントかバンコのどちらかにベットすることができることを覚えておく。全てのプントの勝ちは1-1で、バンコの勝ちは1-1引くハウスの手数料5%となる。タイにベットして勝った場合、ペイアウトは8-1でタイが出た場合プントかバンコに賭けられたベットはすべてプッシュと見なされ返還される。
概要
プント・バンコで重要なのは絶対にタイにベットしないということで、ハウスエッジはプントにベットした方が多少有利なのでバンコにベットするのが最良である。