テキサス・ホールデムの遊び方
最近世界中で注目を浴びるテキサス・ホールデムはテネシー出身のふっくらとした会計士がWSOP(World Series of Poker)において優勝し、世界を席巻して以来最もポピュラーなポーカーゲームとして定着しました。今ではスポーツチャンネルなどにおいてお得なボーナスなどを紹介するオンラインポーカーのコマーシャルをよく目にするようになったのです。
ゲームに参加したいけどよくやり方がわからない、テレビで見ていてもルールが良くわからないという人もいるでしょう。ゲーム進行はとても速く、解説者もこのゲームを熟知していないと理解できないような用語を使ったりします。当サイトのガイドを利用してテキサス・ホールデムの遊び方を学びましょう。
テキサスホールデムポーカーのゴール
それではまずこのゲームの目的から始めましょう。単純に言うとゲームの終了時に最高のハンドを持つか対戦相手にフォールドさせることによって自分だけがゲームに残ると勝者となります。
ポーカーの用語:
ポーカーの用語は何百もありますのでここでは良く使われるものや、テキサスホールデムにおいて用いられるものをいくつか挙げることにします。
ディーラー/ディーラーボタン-ボタンは、ディーラーが誰であるかを示すマーカーです。ディーラーの役割(したがってディーラーボタン)は時計回りでハンドが配られる前に移動します。ディーラーは左隣りのプレイヤーから順に時計回りにカードを配ります。
スモールブラインド-スモールブラインドとは二つの強制ベットの小さいほうのことを示します。スモールブラインドを払う義務があるのはディーラーのすぐ左隣のプレーヤーです。このプレイヤーはカードが配られる前に、所定のチップ(通常ビッグブラインドの半分)を賭けなければなりません。
ビッグブラインド-ビッグブラインドとは二つの強制ベットの大きいほうを示します。ビッグブラインドを払う義務があるのはディーラー、スモールブラインドのすぐ左隣のプレイヤーです。このプレイヤーはカードが配られる前に、所定のチップ(通常はスモールブラインドの二倍)を賭けなければなりません。
ホールカード/ポケットカード-ホールカード、またはポケットカードはそれぞれの手の開始時に各プレイヤーにフェイスダウン(絵柄や数字が伏せられたカード)で配られる二枚のカードです。
ボード-ボードとはテーブル上に置かれるプレイヤー全員が共有するフェースアップ(絵柄や数字が表になっているカード)を示します。
バーン(バーンカード)-バーンカードはボードに新しいカードを配る前に伏せてきられるデッキの一番上のカードです。
プリフロップ―プレイヤーにホールカードが配られ、コミュニティーカードが出ていない最初のラウンドのこと。
フロップ―フロップとは第二ラウンドとしてフェイスアップのコミュニティーカードが三枚配られた状態をいいます。
ターン-ターンとは第三ラウンドとして四枚目のコミュニティーカードが配られた状態のことです。
リバー―リバーとは第四そして最終ラウンドとして五枚目のコミュニティーカードが配られた状態を示します。
チェック-チェックとは新しいカードがボードに配られた際に何もベットをしないで他のプレイヤーの動きを待つことです。プリフロップの段階ではブラインドがベットとして強制されるのでチェックはできません。(ビッグブラインドのプレイヤー以外)
ベット-ベットとはハンドをプレーする間の賭け金、賭けチップのことで、これによってゲームが開始されます。
コール-コールとは他のプレイヤーのベットと同じ量のチップを払いゲームを続行することです。
レイズ/リレイズ-レイズやリレイズは他のプレイヤーのベットよりも更に多いチップを賭けることです。
フォールド-フォールドとは降参することを意味し、それ以降は進行中のゲームに参加することはできません。この際ベットしたチップはすべて没収されます。
ショーダウン-ショーダウンとはゲームの一番最後に参加中のプレイヤーが持ち札を表示し、勝者が誰かを決定することを示します。
ハンドランキング
テキサスホールデムにおいて最高のハンドで勝つためにはどのハンドが他のハンドより強いかを覚えることが大事です。初心者からの質問の中で一番よく聞かれるもので、ゲーム中に大きなミスにもなりえるのでしっかりと覚えましょう。 下のものが順に一番強い役から一番弱い役のリストです。
1) ロイヤルフラッシュ(10-J-Q-K-A ストレート+同系)
2) ストレートフラッシュ(ロイヤル以外のストレート+同系)
3) フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド-4枚の同じ数字)
4) フルハウス/ボート(3枚の同じ数字+2枚の同じ数字のコンビネーション)
5) フラッシュ(5枚の連続ではない同系カード)
6) ストレート(同系でない5枚の連続カード)
7) スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド-3枚の同じ数字)
8) ツーペアー(二組の2枚の同じ数字)
9) ワンペアー(2枚の同じ数字)
10) ハイカード(上記の役がない場合一番数字の高いカードにより勝敗が決まる)
フラッシュやフルハウスなどはペアーやスリーカードなどに比べてテクサスホールデムにおいてとても出にくい役となっています。
ゲームの目的はボード上のカードと伏せてある2枚のホールカードを任意に選び最高の組み合わせをつくることです。
例:
-ポケットカードがつながりのない2枚のハートだとし、ボードに3枚のハートが出た場合はフラッシュとなります。
―エースをポケットカードに持ちコミュニティーカードに2,3,4,5が出た場合手持のカードを一枚だけ(エース)を使ったストレートとなります。
合計7枚となるカードから任意で5枚選ぶことができるのです。(2枚のポケットカードと5枚のコミュニティーカード)
テクサスホールデムのルール: 概略
カードが配られる前にスモールブラインドとビッグブラインドがプリフロップのベットとして課されます。このあとディーラーとなるプレイヤーは全てのプレイヤーに2枚ずつ伏せたカードを配ります。この2枚のホールカードが配られてからの進行は以下のようになります。
―プリフロップ・ベット・ラウンド: プレイヤーの選択:フォールド、コール、レイズ/リレイズ 全てのプレイヤーが一番高いベットに対しコールするかフォールドしなければなりません。 ―ディーラーが最初のカードを捨て(バーン)フロップカードをボードに配る
―フロップ・ベット・ラウンド: プレイヤーの選択:フォールド、チェック(他にベットがない場合)、ベット、コール、レイズ・リレイズ 全てのプレイヤーが一番高いベットに対しコールするかフォールドしなければなりません。
―ディーラーは一枚カードを捨てターンカードをボードに配る
―ターン・ベット・ラウンド: プレイヤーの選択:フォールド、チェック(他にベットがない場合)、ベット、コール、レイズ・リレイズ 全てのプレイヤーが一番高いベットに対しコールするかフォールドしなければなりません。
―ディーラーは一枚カードを捨てリバーカードをボードに配る
―リバー・ベット・ラウンド プレイヤーの選択:フォールド、チェック(他にベットがない場合)、ベット、コール、レイズ・リレイズ 全てのプレイヤーが一番高いベットに対しコールするかフォールドしなければなりません。
―残ったプレイヤーによるショーダウン:最良のハンドを持つものが勝ち
―ディーラーが時計回りに変わる。このサイクルを繰り返します。
ゲーム攻略の詳細
テクサスホールデムにおいては1ゲーム内で何度かベットをする機会があります。このようなラウンドにおいてどのようにゲームが進行するかを熟知することが大事になります。
プリフロップ
プリフロップのラウンドとはコミュニティーカードが配られる前のラウンドのことでスモールブラインド・ビッグブラインドを置くところから始まります。テーブルによってブラインドとして課されるチップの量が変わり、例えば1/2$の場合はスモールブラインドが1$、ビッグブラインドが2$となります。ビッグブラインドがそのゲームに参加する最低限のチップとなり、これらのブラインドはゲームごとに時計回りに移動します。
二人のプレイヤーがブラインドを置いた段階でディーラーは全てのプレイヤーに時計回りで2枚ずつカードを配ります。カードが配られたあとビッグブラインドの左隣りに位置するプレイヤーからベットが始まります。
この時点でプレイヤーはフォールド、コール若しくはレイズを選ぶことができます。ベットの最小限はビッグブラインドと同じ量のチップとなり、フォールドした場合はカードは没収され以降進行中のゲームに参加することはできません。コールかレイズをした場合ゲームを続行することができます。
他のプレイヤーがレイズをした場合それに対してコールかリレイズをすることができます。リレイズとは他のプレイヤーがかけたチップよりも多くのチップをベットすることです。例えばプレイヤーAが5$をベットし、あなたが15$にレイズした場合プレイヤーAはコールするために10$ベットするかそれ以上を賭ける場合はレイズ、降りる場合フォールドをします。
全てのプレイヤーが一番高いベットに対しコールするかフォールドしなければなりません。
フロップ
フロップとはコミュニティーカードが最初に配られてからの第一ラウンドのことを示します。ディーラーがフロップカードを配る前にデッキから一番上のカードを捨てなくてはなりません(バーン)。ディーラーは表にしてテーブル中央に3枚のカードを配りベット・ラウンドを開始します。全てのブラインドが置かれている状態でディーラーの左隣りにいるプレイヤーから時計回りにゲームを進行します。
最初のプレイヤーはチェック、ベットかフォールドを選択できます。チェックはベットをしたくない時に選びます。この際プリフロップとは異なり(既にビッグブラインド分のチップを賭けている為)フォールドをする必要はありません。チェックした場合次のプレイヤーはチェック、ベットすることができます。プレイヤーの誰かがベットした場合のみベットかフォールドを選択するか、プリフロップと同様にレイズもすることができます。繰り返しになりますがベットの最低額はテーブルにて定められているビッグブラインドとなります。レイズする場合最低でも直前のベットの2倍以上でなければなりません。全てのプレイヤーが一番高いベットに対しコールするかフォールドしなければなりません。
ターン
全てのプレイヤーがフロップにおいてベットを終了した後ディーラーはもう一度デッキから最初のカードを捨て表向きのカードをもう一枚配ります。このカードはターンカードと呼ばれ、以後の進行はフロップと変わりません。前のプレイヤーがどのような行動に出るかによってチェック、ベット、コール、レイズかフォールドを選択しましょう。
リバー
ターンが終了した後ディーラーは再度デッキから最初のカードを捨て最後の1枚のカード(リバー)を配ります。ここでもフロップやターン同様必要に応じてチェック、ベット、コール、レイズかフォールドを選ぶことになります。
ショーダウン
リバーが終了後ゲームに残っている全てのプレイヤーが持ちカードを表にして誰が一番高い役を持っているかをにより勝敗を決めます。